田辺市本宮町で10日、世界遺産セミナーがあり、ボランティアで熊野古道などの保全に取り組む「世界遺産マスター」の若林春次さん(新宮市)が熊野観心十界曼荼羅(まんだら)絵図を解説した。若林さんは絵図を示しながら「大衆に分かりやすいように文字をほとんど使っていない。地獄の様子や救済方法を示し、熊野参詣を勧めていた」と説明した。
県の認定する「世界遺産マスター」が4回にわたって講師を担当する講座の第1回。若林さんは、熊野・那智ガイドの会(那智勝浦町)や熊野川川舟ガイドの会(新宮市)で語り部としても活動している。
戦国時代から江戸時代にかけて、熊野比丘尼が全国に持ち歩いて熊野信仰を広める絵解きに使った「熊野観心十界曼荼羅」は「那智参詣曼荼羅」が那智山の風景や参詣方法を示している点に対して、現世と死後の世界を描いていることが特徴。
若林さんは十界曼荼羅は特に「死後の地獄について詳しく書かれている」と話し、身体を粉砕される「等割地獄」、熱い鉄の縄で縛り上げる「黒縄地獄」などについて説明した。
閻魔(えんま)大王がてんびんを使って人間を裁いている絵などから、地獄は「人間が現世で犯した罪の種類や大きさで決められると考えられていた」と紹介。地獄に落ちた母を救おうと、食べ物と僧侶を集めて供養を行う釈迦(しゃか)の弟子を描いていることも示した。
若林さんは、熊野比丘尼が地獄の恐ろしさと、地獄に落ちないために必要な先祖供養と善行の心掛けを説き、その上で「浄・不浄を問わずにどんな人でも受け入れる熊野の神を紹介し、熊野信仰を広めた」と話した...
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(引用 yahooニュース)
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県の認定する「世界遺産マスター」が4回にわたって講師を担当する講座の第1回。若林さんは、熊野・那智ガイドの会(那智勝浦町)や熊野川川舟ガイドの会(新宮市)で語り部としても活動している。
戦国時代から江戸時代にかけて、熊野比丘尼が全国に持ち歩いて熊野信仰を広める絵解きに使った「熊野観心十界曼荼羅」は「那智参詣曼荼羅」が那智山の風景や参詣方法を示している点に対して、現世と死後の世界を描いていることが特徴。
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若林さんは十界曼荼羅は特に「死後の地獄について詳しく書かれている」と話し、身体を粉砕される「等割地獄」、熱い鉄の縄で縛り上げる「黒縄地獄」などについて説明した。
閻魔(えんま)大王がてんびんを使って人間を裁いている絵などから、地獄は「人間が現世で犯した罪の種類や大きさで決められると考えられていた」と紹介。地獄に落ちた母を救おうと、食べ物と僧侶を集めて供養を行う釈迦(しゃか)の弟子を描いていることも示した。
若林さんは、熊野比丘尼が地獄の恐ろしさと、地獄に落ちないために必要な先祖供養と善行の心掛けを説き、その上で「浄・不浄を問わずにどんな人でも受け入れる熊野の神を紹介し、熊野信仰を広めた」と話した...
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